愛犬家にどうしても知ってほしい長生きの秘密

犬の認知症|夜泣き・徘徊・無駄吠え、症状があるシニア犬の対処法をご紹介

犬の寿命が伸びるにつれ、自然と認知症にかかる事例も増えてきます。

夜中にウロウロしたり、突然吠えたり、飼い主さんに噛みついたり。

事前に知っておきたいシニア犬の基礎知識と、認知症が出た時の対処法をご紹介します。

犬の認証症

犬の認知症は、加齢により脳の働きが低下しておこる症状で、病名ではありません。

ヒトと同じで、次第に状態が悪化する事も多く、早めに獣医師と相談し適切なアドバイスをうけることが必要です。

早期発見できれば病状の悪化を防ぎ、進行のスピードを緩めることができる場合もあります。

残念ながら認知症を改善する効果的な治療薬は、今のところありません。

症状が出た時には、鎮静剤や安定剤、睡眠導入剤を服用し、異常行動を抑える対処療法が中心です。

いぬ先生

健康状態が悪かったり病状が進んでたりする場合は、薬の副作用が強くでる場合があります 。
犬の認知症
  • 絨毯や畳に粗相をしてしまう(以前は決まったトイレに排泄できていた)
  • 名前を呼んでもぼーっとして反応しない
  • 夜寝ないでウロウロする・夜鳴きする
  • ウロウロ歩いて、椅子や家具置物に頭をぶつけてしまう
  • 以前とは違い怒りっぽくなり噛みつかれる
  • ごはんを食べた後すぐにまたごはんを要求する
  • 何もないところ(壁や、部屋の真ん中の空間)にむかって吠え続ける

絨毯や畳に粗相をしてしまう(以前は決まったトイレに排泄できていた)

いぬ先生

粗相は、初期症状で典型的な認知症の可能性があります。

今までトイレに排泄できていたのに、絨毯に粗相をしてしまうと飼い主さんはたまたまの失敗ぐらいにしか思わないかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。

粗相は、初期症状で典型的な認知症の可能性があります。

愛犬を叱ったり、しつけをやり直しても以前のようにトイレで排泄ができません。

いぬ先生

対処法

いぬ先生

絨毯や床に祖祖をさせず、部屋を自由に過ごさせるには、犬用のオムツをつけるのが1番ですよ。

オムツなんてかわいそう、と思う飼い主さんもいるかも知れませんが、最近の犬用オムツは、ホントによくできています。

犬も最初は嫌がるかも知れませんが、すぐ慣れるので大丈夫です。

部屋も自由に移動できるので、老犬にとってもストレスも少なく、飼い主さんにとっても最良の方法になります。

いぬ先生

愛犬に残された時間は少ないことも考えられ、あまりストレスのかかる方法はやりたくないのが飼い主さんの本音ですよね。

粗相をされると困るので、ケージ飼いに変更する飼い主さんもいるかも知れません。

老犬にとって環境の変化は、ストレスになり症状が余計に悪化してしまう可能性も。

生活スタイルの変更は、慎重に行いましょう。

ケージの中を嫌がらない犬であれば大丈夫です。今まで部屋の中で自由に過ごしていた子にとっては、急に狭いところに閉じ込めらたと感じてしまいます。

いぬ先生

ストレスになると、ケージの中で吠え続けたり今まで出ていなかった問題行動が現れることも考えられます。

いぬ先生

今までと変わらない穏やかな暮らしが症状の進行を抑えてくれます。あまり飼い主さんも目くじらを立てないでくださいね。

名前を呼んでもぼーっとして反応しない

何度呼びかけても、動きもせずぼーっとして反応をみせない時は、認知症の可能性があります。

単純に耳や目が悪くなり、気づいていないだけかも知れないので、注意深い観察が必要です。

気づいてくれないからと、いきなり頭を撫でるのはNG行為になります。

対処法

先に視界に入り気づかせてから、犬に触れるようします。

犬にとっては、視界の外から急に手が現れ、自分の体に近づいてきたら、攻撃と勘違いして噛みつくこともあるからです。

先に視界に入り気づかせてから身体の下側から触り、身体に沿わせて頭を撫でます。

老犬をびっくりさせないように優しくいたわってあげましょう。

いぬ先生

呼びかけて反応しなくても、飼い主さんは、気になさらず暖かく見守っていただけると、愛犬も助かります。

夜寝ないでウロウロする・夜鳴きする

寝ないでウロウロしたり、夜鳴きをするのは認知症の犬に多いようです。

脳機能の低下により、不安な心理状態や神経質になったりしています。

対処法

肉体的にも心理的にも飼い主さんは、負担がかかってしまうので症状の改善が必要です。

また、ワンちゃんが落ち着いて過ごせる住環境の改善も必要になってくるでしょう。

(1)獣医師にかかり薬を処方してもらう

動物病院で、睡眠導入剤や精神安定剤を処方してもらい、症状の改善をはかります。

獣医師は、動物のプロフェッショナルです。

一人で悩まず、気軽に相談してくださいね。

いぬ先生

薬の処方を続けると、副作用でぼーっとしたり、より症状が悪化する恐れもあります。獣医師とよく相談して、今後の治療方針を決めましょう。

 

(2) 防音犬小屋の利用

 

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犬は、狭いところ暗いところが元々大好きです。

よくテレビで、家の軒下に入って出てこなくてレスキューする映像をご覧になられたことがあると思います。

犬は、迷ってしまいそこに隠れているわけではありません。

落ち着くからそこにいるのです。

認知症の犬は、ヒステリックになったり、外部環境にとてもナーバスです。

余計な音や、景色が目に入らない、静かな環境を用意してあげましょう。

また飼い主の方にとっても、近所迷惑になる「夜間の無駄吠え」を心配しないで済む利点もあります。

(3)お腹を満たしてあげる

また、食べ物でまぎらわしてあげるのも1つの方法です。

おやつもいいですね。

犬が大好きなおやつといえば、かおりの強いチーズや煮干し、かつおぶし。

お腹を少し満たしてあげれば、落ち着いてくれることもあります。

嗜好性の強いものを、少しずつあげるといいでしょう。

完全ではありませんが薬に頼らずとも夜鳴き・夜間行動は多少なりとも抑えることができます。

いぬ先生

*徘徊でお困りの方へ*
昔、シニア犬で、夜に徘徊してた犬が我が家にいました。そのまま放っておくと、家具とかに頭をぶつけて可愛そうなので、寝付くまで抱いてました。スウェットをカンガルーの袋のようにし、中に犬を入れて、外が見えないようにすると、寝てくれたのを覚えています。安心して寝るまで、ちょっと時間がかかるかもしれませんが、お困りの方は、ご参考までに。

ウロウロ歩いて、椅子や家具・置物に頭をぶつけてしまう

認知症の症状の1つです。

頭をぶつけてしまう原因は、脳機能の低下により視野狭窄症状があることでおこります。

視力は、保持できていますが、視野自体が欠損、もしくは狭くなっている状態です。

認知症の症状の1つで、状態改善の見込みは限定的です。

いぬ先生

対処法

いぬ先生

家具の配置を変えたり、エリザベスカラー(犬の首に巻く円錐状の保護具)を装着してあげましょう。

ぶつかってもケガをしないように気を配ります。

以前とは違い怒りっぽくなり噛みつかれる

高齢犬になると怒りっぽくなり、頭を撫でようとしただけで噛まれることも少なくありません。

それが認知症による性格の変化なのか、病気や体の不調による痛みでカリカリしているだけなのか、慎重に見極める必要があります。

専門の医師による診察でなければわからないことも多いので、素人判断せず、動物病院に行きましょう。

いぬ先生

対処法

認知症による性格の変化であれば、状況の改善は見込めません。

飼い主さんや散歩中に他人を噛んでしまうこともあるので、十分に注意します。

口輪をつけることで、噛みつき防止ができ事故を未然に防げますが、犬は嫌がる場合が多いようです。

ごはんを食べた後すぐにまたごはんを要求する

食べたことを忘れ、すぐにまた食事を催促する時は、認知症が疑われます。

要求に従いごはんをあげてしまうと、身体に負担になりますし、肥満が心配です。

対処法

いぬ先生

獣医師による診察で認知症が確定したら、1回の食事量を減らし食事の回数を増やすことで愛犬の要求に応えてあげましょう。

シニア用のドッグフードであれば、別のドッグフードに変える必用はありません。

何もないところ(壁や、部屋の真ん中の空間)にむかって吠え続ける

認知症による脳機能の低下が疑われます。

犬は、何もない空間や壁に向かって吠え続け、飼い主さんはどうして吠えているのか全くわかりません。

この時、犬には錯覚が見えています。

実際には存在しなくても、犬は何かが見えているので警戒をしているのです。

対処法

いぬ先生

老犬にとっては、錯覚が本当に見えているので決して叱ってはいけません。

犬の興奮を静めるためには、食事やオヤツ、おもちゃで気を引くとごまかせる事が多いようです。

警戒して飼い主さんに知らせようと吠えているので、落ち着かせたり、別のことで気を引いて忘れさせてしまうのも効果的な方法になります。

<参考記事>
老齢犬の世話(埼玉県獣医師会)

認知症の対策は?

適切な予防が、何よりも重要な対策方法です。

犬の認知症は、脳機能の低下により根本的な治療法はありません。

適切な予防方法は、健康維持にも繋がります。

人間であっても、認知症に対する状況は同じで、高齢化により社会問題になっているのはご存じのとおりです。

いぬ先生

認知症の予防方法は、完全には解明されていませんが、愛犬と日常生活をする上で満足度や楽しさ、喜びなど”生活の質”(QOL=Quality of life)を高めることに本当の意義があります。

適切な運動

高齢になると筋力が低下し、運動能力は低下しますが、適切な運動は必要です。

散歩に行くことで、他のワンちゃんと交流したり虫や草花と触れあうことで脳への重要な刺激になります。

認知症になった場合、症状が急激に進み寝たきりになってしまうこともあるので、注意深い観察が重要です。

日頃から適度な運動をして、体のメンテナンスをこころがけましょうね。

いぬ先生

サプリを利用する

EPAやDHAなど血流を改善するサプリは、認知症の予防効果があります。(※1)

認知症の原因は様々です。

脳の萎縮が原因であったり、脳の血流が悪かったりすることも原因の1つで、一概には言えません。

<参考記事>
オメガ3系脂肪酸と認知機能 橋本道男

の血流改善は、認知症の予防効果が期待でき、サプリを積極的に利用したいですね。(※1)

いぬ先生

(※1)薬事法により効果・効能の表示は禁止されています。ご了承下さい。

<認知症専用サプリ>
株式会社ウィズペティ
https://spl-withpety.com

スキンシップ

普段から積極的なスキンシップを心がけます。

飼い主さんとのふれあいは、愛犬にとって何よりも嬉しく刺激的です。

お腹をマッサージしたり、頭を撫でてあげたり、抱きしめたり、安心させてあげる必要があります。

いぬ先生

スキンシップは積極的に行いましょう。

いつまでも大切に


長年連れ添った愛犬が認知症になると、中々その現実を受け入れることができず、落ち込んでしまう人もいるかもしれません。

飼い主さんの寂しい思いは、愛犬に敏感に伝わってしまいます。

寂しい思いは必要ありません。

まだ、飼い主さんの大切な子は生きています。

今まで一緒に過ごした楽しい時間は、何よりも大切な宝物。

残された時間は、少ないかも知れませんが、愛犬との時間を大切に過ごしていけたらしあわせですね。

<認知症専用サプリ>
株式会社ウィズペティ
https://spl-withpety.com

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