人気犬ランキングで、常に上位のラブラドールレトリバー。
大型犬は、寿命が短いと言われ、いつまで健康に暮らせるかとても気になります。
普通の人は、ラブラドールを長生きさせた経験がないので、どうしたらよいか分かりません。
今回は、ラブラドールレトリバーの平均寿命から長生きのポイント、さらに、18歳になるラブラドールの飼い主様に、ご長寿の秘訣を実際にお伺いしました。
皆様の愛犬が、少しでも長生きするのをお手伝いできましたら幸いです。
もくじ
ラブラドールレトリバーの平均寿命は10年~13年くらい
ラブラドールレトリバーの寿命は、10年から13年。
大型犬では、ごく平均的な寿命の長さです。
人間に換算すると、10歳で75歳前後、15歳で100歳超になります。
大型犬で15歳は、かなり長生きです。
ほ乳類は、小型の種類ほど寿命が短く、大型種ほど長い傾向があります。
しかし、犬は例外で、大型犬種の寿命が短く、小型犬種は長い傾向にあります。
いぬ先生
体の大きさに比べて心臓などの臓器が小さい
大型犬は、体の大きさに比べて心臓などの臓器が小さい傾向にあります。
日常生活でも、身体に大きな負担が掛かるので、ガン化を早めてしまう原因になっているのかも知れません。
寿命は、環境・遺伝・食事など様々な要因で長くなったり、短くなったりします。
寿命をあと5年延ばせないか?とか、10年では短すぎる!と飼い主様の誰もが思っているのではないでしょうか。
筆者
いぬ先生
筆者
ラブラドールの体重
成犬になると、雄で30kg~35kg。
雌で25kg~30kg。
個体差もありますが、これら目安より5kg以上多いと肥満が考えられます。
ラブラドールは食欲旺盛で太りやすい
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ラブラドールレトリバーは、狩猟犬として活躍してきた犬種。
水かきや体温維持のために、脂肪を蓄え低温に対する耐性を獲得しています。
皮下脂肪を蓄えやすく、適切な運動が必要です。
いぬ先生
太りやすいラブラドールにおすすめ
ラブラドールは、食欲にまかせてごはんをあげるとすぐに体重が増えてしまいます。
健康にも良くないですし、もちろん、関節の負担も心配です。
愛犬の体調を心配する飼い主様に
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ラブラドールがかかりやすい病気
外耳炎
外見の特徴である垂れ耳は、ムレやすく、外耳炎などでかゆみの伴う病気を引き起こします。
こまめな耳掃除をし、清潔にすることで予防は可能です。
いぬ先生
肥満
ラブラドールレトリバーは、食欲が旺盛なため、適切なカロリーコントロールをしないとすぐに太ってしまいます。
関節や内臓など、身体に負担がかかり健康に良くありません。
ドッグフードに野菜をトッピングをしたり、肥満犬用のドッグフードに変えることも必要です。
いぬ先生

胃捻転
大型犬は、胃捻転を起こしやすい傾向があるので注意が必要です。
何らかの要因により、胃にガスがたまり胃拡張が起こります。
激しい運動や食べ過ぎがきっかけで胃がねじれ、周囲の血管・臓器の圧迫・壊死を起こします。
短時間に死に至るとても怖い病気です。
食後すぐに激しい運動をすると胃捻転を起こしやすいので、安静にすることを心がけます。
いぬ先生
筆者
生殖器や乳腺のがん発症リスク
高齢期になると生殖器や乳腺のガン発病確率が高まります。
それは、どの犬種でも共通です。
矯正・避妊手術をすることで、ガンになるリスクを下げてくれます。
必ずしも愛犬の寿命を延ばせるわけではありませんが、手術をすることで200分の1まで疾患確率が下がり、予防効果の高いことは事実です。
いぬ先生
費用は、雄で2万円前後、雌で5万円前後が相場です。
市町村によっては、助成金制度があるので、愛犬に避妊手術をするのであればぜひ利用しましょう(金額は、まちまちですが3千円から1万円位の補助があります)。
<参考記事>
ぜんこく 犬猫助成金 リスト
*避妊手術をご検討中の方へ*
避妊手術をすると、副作用として、食欲が増加してしまう子が多いようです。我が家のプードルは、避妊手術前は、5kgでしたが、術後は、食欲が止まらず7kgに。
避妊手術をご検討の方は、ご留意ください。
股関節形成不全
成長期における発育不良・遺伝的要因もあり、股関節形成不全を患う傾向があります。
幼少期、散歩中にもかかわらず、すぐに座り込む犬は注意しなければなりません。
股関節の脱臼、亜脱臼が考えられます。
手術により完治は可能なので、信頼できる獣医師に診察をお願いしましょう。
動物病院は、自由診療であるため、高額な医療費を請求されることもあります。
いぬ先生
筆者
保険の加入
いぬ先生
残念ながら、ラブラドールレトリバーは、病気がちな子が多いように感じます。
ペット保険に加入していれば、いざ愛犬に手術が必要になり、高額な医療費を請求されることになっても、金銭を理由にあきらめる必要がありません。
月額1000円台から入れる保険も。
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ラブラドールレトリバー18歳の秘訣
ラブラドールレトリバーは、大型の犬種なので寿命が短く、15歳まで生きればかなり長生きです。人間に換算すると、100歳以上になります。ラブラドールレトリバーで18歳のご長寿犬がいたので、飼い主の方に長生きの秘訣をお伺いしました。
―18歳はホントにすごいですね。何か長生きの秘訣はあるんですか?
富島:ご飯は、必ず自然素材のドッグフードを選んでいます。無添加のドッグフードは、食いつきが悪いという噂もありますけど、実際には全くそんなことありません。むしろ、一般的なドッグフードよりも、食いつきがいいくらいです。
―価格が高くありませんか?
富島:そうなんです。コストがどうしてもかかってしまうので、工夫することが必要になります。鶏のササミとか、牛肉とかをドライフードに混ぜてますね。ドッグフードが栄養の詰まった白いごはんみたいな感覚です。
―他に何かあげていますか?
富島:食後のキャベツが我が家の特徴ですね。お湯で軽く茹でて。1枚位かな。大きいと消化に悪いから、小さくカットして与えてます。
―キャベツですか。肉食の犬からは食べるイメージが湧かないです。
富島:キャベツは、犬が大好きなんですよ。シャリシャリ噛みながら、美味しそうに食べてくれます。食後のオヤツがわりにちょうどいいんです。
―考えもしませんでした。
富島:キャベツはすごくいいですよ。でも10歳過ぎ位から、この子は歯が抜けてきちゃって。全部抜けてしまったわけではないから少しは噛めるみたいですけど、食べずらそうにしてました。
―野菜でも大きかったら、消化が悪そうですね。
富島:そのまま出てきちゃいます。でも、それであげないのもかわいそうだから、フードプロセッサーで肉もキャベツも一緒にミンチにします。できたミンチをなべで煮て、ドッグフードにかけてあげれば、消化は問題ありません。ホントに喜んで食べてくれますね。
―ドッグフードのバランスも崩さないし、柔らかいから犬も食べやすいですよね。
富島:ラブラドールは食欲が凄いので、油断するとすぐ太ってしまいます。キャベツで食べる量を増やせるので、ダイエットにも最適です。歯磨きがわりにもなりますし、消化も助けてくれます。ラブラドールにキャベツはホントおすすめですよ。
長生きのコツは、無添加ドッグフードなのか、キャベツがいいのか僕にはちょっと判断がつきません。とりあえず手軽な食後キャベツは、さっそく試してみようと思います。
長生きをさせた経験
ご長寿犬の飼い主様からお伺いしたお話では、臓器の消化・吸収を助け、身体の負担を軽くすることが長生きの要因だと思いました。
年を重ねれば、病気になったり、認知症になったりと大変なことが多くなります。
それでも、長生きしてもらいたいと思う飼い主さんは多いことでしょう。
愛犬と一緒に過ごした時間は、本当に素晴らしく色あせることはありません。
何が何でも、愛犬の寿命を伸ばしましょう。
【獣医師監修】おすすめの国産無添加ドッグフード8選|子犬からシニア犬まで食いつき抜群
皆様の愛犬が、いつまでも元気で暮らせるようにお手伝いいたします。




